入院中に思う①

およそ15年ぶりに入院しているが変わったねえ、病棟の風景も。

2024年の現在、ここは大阪の大病院だが、withコロナ期間中に得た作法は医療現場では当然のように継続徹底されている。まずはマスク着用が絶対。今もまだ? ということではない。医療施設に居る人が常時マスクを着けることは、よく考えてみれば至極当たり前だと、コロナで学んだということだろう。

そして見舞い客はおろか、オペ中の家族の立ち合いも付き添いもNOだ。これも少し頭を捻って考えてみれば妥当なことだと思う。やたら外部の人を病棟に呼び込んではいけない。これもコロナで学んだ。

さて、これによって、入院・オペ患者はすべてを独りで手続きしなければならなくなっている。これがなかなか骨が折れた。

まずは大きなバッグを担いで単身、指定された病棟へ乗り込んだわけだが、今回は急患としてではなく、予定されたオペのための入院だったので、私の体力は有り余っていた。このときまでは…。