入院中に思う②

①からの続き

 

まずはナースステーションを訪ねると瞬時に予定者名簿から私と判断され、確認のために手首に巻かれたバーコードを読まれた。

このリストバンドは病棟に赴く前の最初の総合入院受付で巻かれたもの。まだこの時は私は妻と一緒だったが、受付が終わった以降は、妻の帯同は事実上禁止され、代わってこのリストバンドが常時手首に巻き着いていることになる。オペの間以外はずっと。

 

さて、ナースステーション(かつて詰所と呼ぶ人も多かったような)で人定された私はその場で身長体重をチェックされ、流れるように病室へ案内される。この間、着替え等の入った小ぶりのボストンバッグとノートPCを入れたビジネスバッグの2つを上げたり下ろしたり。

 

病室へ。今入院で楽しみにしていた、カーテンだけではなくパーティションで区切られた簡易個室を生まれて初めて目にする。こんなのは今までに経験がなかったから(コロナ以降にできたものだろう)妻と2人で「いったいどんなんやろね?」と入院のパンフレットの写真を見ながら話していたものだ。

 

で、実際に簡易個室を目の当たりにすると…。